産科
1.受診される方へ
 平成17年5月9日より産科がオープンし、既存の新生児科とともに総合周産期母子医療センターとしてスタートしました。
 産科病棟には個室12床を含む計18床の病室と陣痛ベッド2台、分娩ベッド2台があります。個室は各部屋にトイレ、シャワーを設置するなど、長期の安静入院が必要な患者さんのためにプライバシーとアメニティに配慮した作りになっています。スタッフは常勤医師4名、助産師16名、看護師6名であり、ベッド数があまり多くない分ひとりひとりの患者さんに寄り添った医療を提供しています。
 当センターの入院患者さんは、切迫早産のため母体搬送される方が多く、外来患者さんは多胎妊娠や、出生前診断された胎児異常の方が多いのが特徴です。
 また、特に医学的リスクのない妊婦さんもお引き受けしております。当院は、県内唯一の小児専門病院であり、小児の様々な分野の専門家が揃っています。そのような万全の体制で赤ちゃんを迎えることができるのが当院のメリットです。妊婦さんからのお問い合わせをぜひお待ちしています。
2.スタッフ紹介
総合周産期母子医療センター
センター長
外松  学(院長)
 
総合周産期母子医療センター
副センター長
丸山 憲一(第二内科部長)
資格 日本小児科学会専門医、日本周産期・新生児医学会、周産期(新生児)専門医、NCPRインストラクタ、PALS・BLS・ICLS・JPTECプロバイダ、子どもの心相談医、国際認定ラクテーションコンサルタント
参加学会 日本小児科学会、日本周産期・新生児医学会、日本新生児成育医学会(評議員)
 
部長 木暮 さやか
資格 日本産科婦人科学会専門医・指導医・女性のヘルスケアアドバイザー、日本周産期・新生児医学会専門医(母体・胎児)・暫定指導医、母体保護法指定医、胎児心エコー認証医
参加学会 日本産科婦人科学会、日本周産期新生児医学会、日本女性医学会、日本胎児心臓病学会
 
部長 佐藤 達也
資格 日本産科婦人科学会専門医、日本周産期・新生児医学会専門医(母体・胎児)、母体保護法指定医、ALSOインストラクターキャンディデイト、J-MELSベーシックコースインストラクター
参加学会 日本産科婦人科学会、日本周産期・新生児医学会、日本胎児心臓病学会
 
医師 飯野 彩奈
資格 日本産科婦人科学会専門医
参加学会 日本産科婦人科学会、日本周産期・新生児医学会
 
医師 田中 亜由子
資格 日本産科婦人科学会専門医、ALSOインストラクターキャンディデイト、J-MELSベーシックコースインストラクター、NCPRインストラクター
参加学会 日本産科婦人科学会、日本周産期・新生児医学会
 
医師 道﨑 護
参加学会 日本産科婦人科学会、日本周産期・新生児医学会
3.対象疾患
・切迫早産(妊娠22週から対応可能)
・妊娠高血圧症候群、胎児発育不全、多胎妊娠、胎児異常
・出生前診断や妊娠前相談
*当センターは小児病院であり、大人を診るための内科が併設されていないため、母体に糖尿病や膠原病などの合併症があり、その治療も必要な場合はお引き受けできません。
特に医学的なリスクがない妊婦さんも受け入れていますのでお気軽にお問い合わせください。
4.分娩費用に関して
経膣分娩 約40万円
帝王切開 約40~45万円
*経過順調な場合、経膣分娩は、分娩後5日目で退院、帝王切開は術後6日目で退院となります。上記は経過順調な場合の概算となります。
 
5.主な検査と治療
 胎児の検査は超音波検査が中心となります。一般的な二次元画像に加え、精密なカラードップラー法、三次元・四次元画像などを使用して胎児異常の診断や胎児胎盤機能の評価を行っています。
 また、低出生体重児や胎児異常症例の分娩が多いため、分娩前から診断・管理に関して他科との連携が重要であり、新生児科とは週2回、カンファレンスで情報交換を行っています。加えて、出生前診断された外科的疾患や先天性心疾患などについては、小児外科や循環器科の医師・看護師も交え、基本的に週1回のカンファレンスを行い、胎児から新生児へ一貫した診療が出来るよう心掛けています。

◎出生前診断を考えている患者様へ
◎胎児超音波スクリーニング外来について
6.その他
 現在、日本の周産期医療は危機的な状況に直面しております。周産期に従事する産科医・小児科医が減少し分娩取り扱い施設が次々と閉鎖を余儀なくされています。一方では、不妊治療による多胎妊娠の増加や低出生体重児の増加等によりハイリスク妊娠は増加しています。こうした中で県内の産婦人科の先生方や患者さんより当総合周産期母子医療センターへ寄せられる要望、期待は大きなものがあると思います。こうした期待を裏切ることなく、そして、母と子、さらにその家族にもやさしい、きめの細かい周産期診療を目指して努力していきたいと思います。